自宅のパソコンがサーバーになっちゃったよ 5 
その1、2、3、4、6、7、8、



 あまりにも偶然のみの開局では情けないので、自宅サーバを Open していない時間帯に設定を色々と変えてみて、その繋がり具合をテストしてみた。その結果富士通製ADSLモデムの Proxy DNS 設定は、DNS IPアドレスの取得は自動でも指定でもよいが、これを有効にしておかないと使っているパソコンから、インターネットへのアクセスができなくなってしまうことが分かった。しかし外からは自宅サーバへのアクセスはできた。
 「そうか〜っ」やはりこの Proxy DNS 設定をした為に、内からはインターネットへ、外からは自宅サーバにと、両方ともアクセスできるようになったのだ。しかしこの Proxy DNS って一体なんやねん、えっ?。 インターネットオプションの接続、ランの設定にある Proxy サーバを使用するという項目には無関係のようだ。何故ならこの設定欄の「 Proxy サーバを使用する」にチェックを入れていないからだ。

 次ぎに自宅サーバの方たちのサイトを色々訪ねてみると、WWWだけでなく、FTPサーバや、Mailサーバ機能まで立ち上げておられる方たちも大勢おられた。FTPサーバ機能を持たせるためのフリーソフトの中に Tiny FTP Daemon というものがあったので、そのサイトを訪れてみると、なんとこのソフトの悪口がたくさん書かれていた。

 「最悪のFTPD」このFTPDは最低だ!、「わかりにくいヘルプ」こんな日本語が読めるか!、「最低の操作性」作者にはこれが使えるのか?、「抜群の不安定性」エラーだけはトップクラス!、「長いダウンロード」一体何を読みこんでいるんだ?、「これは一体何だ?」もっと役に立つものを作れ!、「RFCご意見無用!」RFC を守っているのか?、「95でFTPD!?」95で FTPD を使う奴がいるのか?、「間抜けなサポート」何も知らない奴がサポートすんな!、「作った奴の顔が見たい!」誰だこんなもの作った奴は!、「作者に言いたいことがある」この怒りのやり場はどこだ!?・・・。

 これらの目次を見て、普通の人ならまさかこのサイトがこのソフトを作られた方本人のサイトだとは思うまいに・・・。しかしそのまさかであった。
 「う〜む、このソフト、はたして使ってみて大丈夫だろうか・・・?」

 大分不安ではあったが、とりあえずダウンロード・インストールをしてみた。そんなに長いダウンロードではなかった。ダイヤルアップ時代の話だろうか?。初期設定も滞りなく済み、FFFTPを起動して自パソコン内でのテストをしてみると、しっかりと指定フォルダが表示され、ファイルのやり取りができた。しかし速度が思っていた以上にのろかった。
 次ぎにダイヤルアップ接続した我が家のもう一台のパソコンからアクセスしてみたが、中々繋がらない。結局その日は繋がらなかった。

 繋がらなかった原因は結局セキュリティーソフトのゾーンアラームだった。翌日これを off にして試したところやっと繋がった。ポート番号は開始がFTPデータ送受信用ポートの20番と、最終がFTPの制御用の21番である。しかし困ったことにルータを使っているので、スタティックIPマスカレードを指定しているのだが、スタティックIPマスカレードでは使用プライベートIPアドレスの他に、ポート番号も指定しなければならない。そうするとWWWの80番と、FTPの20〜21番を同時に指定することができない。ポート80番を指定するとFTPサーバが機能しなくなり、ポート20〜21番を指定すると、自宅サーバにしているパソコンからインターネット接続はできても、外から自宅サーバへのアクセスができなくなってしまう。とほほっ、何とかならんのけ〜。(;;)





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