パソコンを買って一番気になることが、セキュリティーではないでしょうか。
ダイヤルアップといって電話回線を使い、中継局まで電話をかけてインターネットに接続していた時代では、インターネット閲覧時やメールの送受信時のみインターネットに接続していましたが、現在のようにブロードバンド常時接続が当たり前の時代になりますと、外部からの侵入される危険度はとても高くなっています。今のような環境でのパソコンのセキュリティーの基本は、次の3つです。
- ファイアウォール を使う
Windows XPには XP のファイアウォール機能があります。
- パソコンのアップデート をする
Windows XPにはアップデートを自動的に行う自動更新機能があります。
- ウィルス対策ソフト を使う
2009年10月に、マイクロソフトより無料でダウンロード・インストールできる Microsoft Security Essentials(マイクロソフト・セキュリティ・エッセンシャルズ) が公開されました。ダウンロード・インストールできる方は、それを使うと良いでしょう。
ただし、現在ウイルスバスターや、マカフィーなどのウィルス対策ソフトがインストールされていて動いている場合は、それをアンインストール(削除)してからでないと、Microsoft Security Essentials をインストールしてはいけません。同じ働きをするソフトがふたつ同時に働き出すと、いろいろ不具合が生じるからです。Microsoft Security Essentials はスパイウェアをチェックする機能もあり、Windows Defender を使っていた場合は、Microsoft Security Essentials をインストールすると Windows Defender が自動的に働かなくなります。そういう理由で、Windows Defender はアンインストールする必要はありません。
Microsoft Security Essentials のダウンロード・ページ
Windows XP の場合
@スタート → Aコントロールパネル (C) → カテゴリー表示の [作業する分野] から Bセキュリティセンターをクリック
コントロールパネルがカテゴリー表示ではなく、 クラッシック表示になっていたら、 セキュリティセンター のアイコンをダブルクリックしてください。
そうしますと、Windows セキュリティセンター が表示されます。
ここで、
[ファイアウォール] [自動更新] [ウィルス対策] の3つが有効になっていればOKです。
セキュリティの設定の管理の
[自動更新] [Windows ファイアウォール] のアイコンをクリックしますと、それぞれ有効・無効あるいは細かい設定をすることができます。
Windows Vista の場合
@スタート → Aコントロールパネル (C) → コントロールパネルホーム から Bセキュリティ状態の確認をクリック
そうしますと、Windows セキュリティセンター が表示されます。
ここで、
[ファイアウォール] [自動更新] [マルウェア対策] の3つが有効に、
[他のセキュリティ設定] が
OK なっていればお使いのパソコンのセキュリティはひとまず安心といえます。
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最近マルウェアという言葉が良く使われるようになりました。マルウェアとは、コンピュータウイルス・ワーム・スパイウェアなどの悪意のあるプログラムやコードの総称です。(Malware は、 Malicious[悪意のある] Software の合成語) |
ルーターについて
BUFFAO 有線ブロードバンドルータ BBR-4MG 3千円前後
ルーター は、ひとつの家で複数のパソコンを使う場合などに使う機器ですが、ルーターを使うことによってパソコンのセキュリティは飛躍的に高くなります。ルーターの設定で、LAN内のパソコンに特定のポートをマッピングするような設定をしない限り、外部からLAN内のパソコンにアクセスできなくなるからです。ルーターは、プロバイダーとの契約コースの種類によって、プロバイダーからレンタルされるケースと自分で購入しなければいけないケースとあります。集合住宅の場合、ルーターが使われていないケースが多いです。