Word は Microsoft Office（Office XP、Office 2003 の word は、ほとんど同じように使えます）に入っているワープロソフトです。現在では、ほとんどの人が Windows を使い、ワープロソフトとして Word を使っていますので、会議の報告などをWord で作り、それをメールに添付して送ることも多いです。Word が使えないと仕事ができないといっても過言ではないでしょう。

Word は [スタート] → [すべてのプログラム]→ [Microsoft Word] の順、あるいは [スタート] → [すべてのプログラム] → [Microsoft Office] → [Microsoft Office Word] の順にクリックして行きますと起動します。よく使う人はデスクトップにショートカットを作ったり、タスクバーのクイック起動に付け加えておくとよいでしょう。

起動した時点では、A４の用紙に10.5ポイントのMS明朝体で、新規のページを作成できるようになっています。作りたいページの大きさがA４でない時は、　[ファイル] → [ページ設定] で出てくるページ設定のダイアログボックスで、使いたい用紙サイズを選択します。このダイアログボックスでは用紙サイズの他に、縦書き横書き、段数、余白の幅などの設定もできます。



　メニュー・バー の中には、見出しの項目の下にその内容にそった処理メニューがたくさんあります。ツール・バー のたくさんのアイコンは、実はこの メニュー・バー の中に既にあるものと同じ処理をするものです。いちいち [編集] → [処理項目] といった手順を踏むことなく、ワンクリックで処理を行うことができますので、ツール・バー のアイコンに慣れますと作業を効率よく速く行うことができます。

　では早速 Word ファイルを作ってみましょう。作成中に何があるか分かりませんので、用紙サイズが決まりましたら、とりあえず [ファイル] → [名前をつけて保存] をクリックし、保存場所を選んでファイル名をつけて保存してから作業を始めましょう。

　作成ページのフォントサイズが決まりましたら、最初にページ最上段から最下段まで Enter キー を押し続けておくと、挿入した図の後に文字を書き込む時などに便利です。




　[ツール(T)] → [オプション(O)] とクリックしますと下図のようなダイアログボックスが出て来ます。[ツール(T)] で [オプション(O)] の見つけられない人は、[ツール(T)] で出て来たメニューの一番下に　 のマークがあると思いますので、それをクリックして下さい。 そうするとメニューが下に伸び、一番下に [オプション(O)] が出て来ると思います。ここで図の挿入時に作業しやすいように設定できます。


　パソコンを買った時のままでは、ワードアートなどの挿入時に、描画キャンパスという枠が出てきますが、この枠は使い方をよく理解して慣れないと上手く使いこなせません。そこで [オプション(O)] の [全般] タブをクリックし オートシェイプの挿入時、自動的に新しい描画キャンパスを作成する(C) の設定項目のチェックを外してあげます。そうすることによって、ワードアートなどの挿入時に、描画キャンパスという枠が出て来なくなります。

　次に 編集と日本語入力 のタブをクリック、次ページ図のように 図を挿入/貼り付ける形式(I) の項目のプルダウンメニュー右端の▼印をクリック、行内 以外（今回は前面を選択）を選択し [OK] をクリックします。

　こうしておきますと、オートシェイプ や 図 の挿入時に全て レイアウト が 前面 に設定された状態で挿入されますので一々 書式設定 → レイアウトで 折り返しの種類と配置 の設定をする手間が省けます。



　図の挿入は、メニュー・バーの [挿入(I)] → [図(P)] → [ファイル(F)] の順にクリックするか、 図形描画のツール・バー を表示させておいて、�� [図の挿入] アイコン をクリックしますと、右図のような [図の挿入] のためのダイアログボックスが出て来ますので、パソコンの中から挿入したい画像を選んで �� 挿入をクリックします。