アメリカの Grisoft というアンチウィルスやセキュリティ関係のソフトを作っている会社が、日本上陸をしたのは2007年4月20日でした。わたしはこの会社の無料版『AVG Anti-Virus Free Edition』をかれこれ4年ほど使っています。メールチェック、定期的な全領域スキャン、ドライブごとの手動スキャン、毎日ウィルス定義ファイルの自動更新もしてくれる高機能なソフトです。4年の間一度もウイルス感染をしたことがないので、その性能は信頼できるもと思っています。
 しかし日本上陸にともない、無料版が廃止になるのではと心配していましたが、廃止になるどころか、2007年8月8日に無料の日本語版が公開されました。なんと…、感激!。英語版をインストールしている人は、アンインストールしてからインストールしてくださいとのことです。
※ メールアドレスを入力すればDLできるようになっています。利用規定によりDLしたものをコピーしたり、ネットワークを介して何台ものパソコンにインストールしたりすることを禁止しています。また商用に関わるパソコンで使用することも禁止されています。


 Windows Vista のセキュリティ センターでは、『ウイルス対策』とひとくくりで呼ばなくなっています。『マルウェア対策』となっていて、それをクリックすると『ウイルス対策』、『スパイウエアとその他のマルウェア対策』とふたつの項目があります。マルウェアのマルとは、悪意のあるという意味だそうです。日本語だとマルは○、良い意味になりますが、英語だとマルはワル(悪)という意味になるのですね。(^^;)
 また『ファイアウォール』『自動更新』『マルウェア対策』の他に『他のセキュリティ設定』という項目が増え、『インターネット セキュリティ設定』と、『ユーザー アカウント制御』という項目が出てくるようになりました。インターネット セキュリティ設定は、インターネットエクスプローラーのインターネットオプション、セキュリティの設定画面でインターネットのセキュリティレベルを中高に設定しておけばOKになります。
 新しく増えたユーザー アカウント制御なるものがちょっと煩いですね。有効にしておかないと常に警告が出ますし、有効にしておいても、何か設定したりする度に続行しますかとのダイアログボックスが出ます。(^^;)
 もうひとつ付け加えますと、ファイアウォールは Windows のファイアウォールで間に合いますから、新たにセキュリティソフトを購入する必要はないと思います。既に購入されたウイルス対策ソフトに、セキュリティ機能がついている場合は要注意です。ご自分でどちらかを無効にしませんと、Windows のファイアウォールと両方有効になってしまいます。両方オンになっていますと、ひとつで許可していてもうひとつで許可していなかった場合、許可しているはずの項目が許可にならなかったりとかのトラブルが起こったり、思わぬところでパソコンの動作がおかしくなることがあります。Vista では、ふたつ以上有効になっていますと警告が出ますので、そういう場合は自分が設定しやすい方を残し、もうひとつの方を無効にすることをお勧めします。

※ このソフトはフリーソフトです。このソフトを使用したことによって起こったいかなる損害に対してもこのソフトの作者は一切の責任を負いません。またこのソフトを紹介したわたしも、このソフトを使用したことによって起こったいかなる損害に対しても責任を負うことは出来ませんので、そのことを了解された方のみインストール、利用をして下さい。