ゲンゲ
(紫雲英)
別名 レンゲソウ(蓮華草)
マメ科 ゲンゲ属
Veronica persica

中国原産の2年草。葉は奇数羽状複葉で、3~5対の小葉がある。小葉は長さ1cm ほど で、先がくぼむ。茎は長く地をはい、立ち上がって10〜30cm になる。

 

 
 レンゲの呼び名が一般的かもしれませんが、ハスの花と混同するので、わたしは レンゲソウと呼ぶ癖をつけています。もうひとつの和名ゲンゲの漢字は、田一面に 咲いた花を紫色の雲にたとえたものだろうとのこと。漢名は翹揺と書き、ゲンゲは その音読みともいわれています。
 

 
 日野市内では、田んぼにレンゲソウを蒔く農家が減り、レンゲソウが一面に咲く 田んぼを見つけるのに苦労するようになりました。4月16日(2001年)の調査 では、栄町・新町地区では確認できませんでしたが、川辺堀之内の駒形下公園南側の 田んぼで、また、19日には東豊田1丁目の、東豊田土地区画整理事業事務所の南側の 田んぼでもレンゲソウを咲かせているのを見つけました。東豊田の田んぼは、「日野を 花でいっぱいにする試み」のひとつとして、農家とJAの人たちの好意によって行なわれ ていると、日野市教育委員会生涯学習課からの看板が出ていました。中に入って少し ぐらいなら摘んでもOK だそうです。
 野草と呼ぶには少しふさわしくないかもしれませんが、平山橋近くの田中病院西側の 田んぼ跡では、野生化したレンゲソウがけっこう咲いていました。
 

 
 市役所の人から聞きましたが、京王線平山城址公園駅の北側の田んぼでもレンゲソウを 咲かせているそうです。
※レンゲソウ情報の続報です。5月14日(2001年)に栄町4丁目の下堰用水沿いに 歩いていましたら、用水の南側に今年市内で一番見事なレンゲソウが咲いた田んぼを発見 しました。来年もぜひここへ見に来ようと思いました。
 

 
※解説文の作成にあたっては、主に山と渓谷社発行のポケット図鑑1・2・3、山渓ハンディ 図鑑1・2を参考にさせて頂いています。
 

 
※野草に関するエピソード、情報などがありましたら  「みどりのサロン」にお書き込みください。