The Wizard of Oz オズの魔法使

晴れ  ちょうど映画史上に残る名作 風と共に去りぬ が作られた1939年に、同じ監督(ヴィクター・フレミング)の元で作られたミュージカル映画 オズの魔法使 を観た。主演はジュディ・ガーランド。その主題歌は、今でもいろいろな歌手に歌われている Over The Rainbow。ストーリーは青い鳥とほぼ同じで、もっといい所を追い求めて旅にでるが、結局家が一番いい所だという落ち。わたしの母が、泊りの旅行から帰るといつも言ってました「やっぱり家が一番いいね。」と。

 ジュディ・ガーランドは皆さんご存知の通り、ライザ・ミネリのお母さん。当時の俳優や歌手は、覚醒剤や睡眠薬を会社が勧め、皆薬漬けになっていたらしい。Over The Rainbow を歌っているジュディ・ガーランドも、覚醒剤を使ってハイになりながら歌っているとか...。そして睡眠薬の過剰摂取により、47才という若さでこの世を去ってしまった。

 またウィキペディアによると、13才のころからスタッフと性的関係があり、MGM時代にプロデューサー全員と性的関係を持っていたという話は有名だそう。そして、同性愛者としても有名で、オズの魔法使 の役名ドロシーから、ドロシーのお友達(friend of Dorothy)というと、同性愛者のことを指すらしい。同性愛解放運動では必ず Over The Rainbow の曲がかかり、Over The Rainbow にちなんで レインボー・フラッグ が運動の象徴とされているとのこと。美しい心温まる映画を調べていったら、意外な方向に発展して行った。こういう話は嫌いではないが、早死にしてしまったのは残念だ。

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