秋深き隣は何をする人ぞ

晴れ  『秋深き隣は何をする人ぞ』なんですね。ずっと『秋深し隣は何をする人ぞ』だと思ってました。元禄7年9月28日(新暦11月14日)、芭蕉51才の句。この夜は芭蕉最後の俳席が畦止亭で開かれ、翌日の29日も芝柏亭に場所を変えて俳筵が巻かれることになっていた。しかし芭蕉は体調が回復せず、参加できないと考えてこの句を芝柏亭に書き送った。芭蕉が起きて創作した最後の句。9月29日から亡くなる10月12日(新暦11月28日)まで、ついに芭蕉は起きなかったとのこと。秋は人が寂しさを感じる季節? そういえば、おば〜ちゃんも亡くなる前の年の今頃、階段の踊り場で丸くなって「寂しいよ〜」って言いながら泣いてました。

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