2009年都議選終る

曇り  今年は4月12日の日野市長選に続き、7月の都議選も12日が投票日です。夕方にのんびりと投票に行って来ました。折りしも、自民・公明の連立政権が、特別給付金だとか、エコポイントだとか、高速ETC利用者で土日のみ千円乗り放題なんて政策をしているもんだから、政権交代との時風があり民主党の大躍進。自民に対する変われという民意がこのような結果を出した訳で、決して民主党に人気があるということではないと思います。ただ自民も議席を減らしたけれど、割合からいったら共産はもっと減らしている。結局政権交代に繋がる民主に票が動いたということですね。共産に入れても政権交代には全く関係ないということでしょう…。共産は公明のような地盤がないのですね。都議会議員数は127議席。過半数は64議席。自公で61議席、民主・共産・ネット・無所属で66議席。石原都政も、今まで通りには行かなくなりました。ぼちぼち新しいリーダーに登場して欲しいとは思うのですが、それがいないんですね。

追記です
 今回の選挙結果の重要ポイントのひとつとして、民主も第一党になったものの、単独で過半数に達していないということです。反自公の議決をするには、ネットは民主の候補者を推薦していますから民主の議決に同調とすると、共産の票を得ないとできないということです。逆に自民・公明が反民主の議決をするには、やはり共産の票を得ないとできないということで、共産が実に面白い立場となった選挙結果となりました。

 もうひとつ、東国原宮崎県知事国政進出騒動の姿が、鈍感なわたしにも見えて来ました。今回の選挙結果で分かったように、8月30日と予想される衆議院選挙でどうも政権交代が起こる可能性が強くなってきました。そうするとたとえ自民党が東国原宮崎県知事の要望を全て飲んだとしても、そもそも自民党がその実現を行なえる立場でなくなっているということです。自民党の東国原宮崎県知事を利用しての選挙戦法を、国民が相手にしなかったということだと思いますし、東国原宮崎県知事が自民党から出馬して、自民党が政権を維持したとしても、国政は地方自治体と国との関係改善だけで良くなる訳ではないと国民の誰もが思っていたからだと思います。東国原宮崎県知事国政進出騒動は一体何だったのでしょう。そもそも古賀誠選挙対策委員長が、ちんけな発想で起こした行動をマスコミが大きく取り上げ、私たちの要望を全てマニュフェストに載せて私を総理にと、面白い冗談で断ったと思われた東国原宮崎県知事がその気になって踊りだした。まあ、自民にとっても、東国原宮崎県知事にとっても、大きなマイナスになったことは間違いないでしょう。