永田寿康元民主党議員の自殺報道を聞いて

 ここ10年ほどの間、パソコンばかりいじるようになり、2002年10月より自宅にウェブサーバ、メールサーバ、FTPサーバを稼動させています。そんな関係で、2006年2月にライブドア堀江メール事件が起きた時には、直ぐに偽物だと感じました。そもそもメールが、どの程度事件の証拠となりえるのかということです。ちょっと知識のあるものなら、差出人を詐称したり、メールヘッダーを書き換えたりすることは簡単にできます。メールサーバには、何年何月何日何時何分何秒に、どのグローバルIPを使っている者から、どのメールアドレス宛てに届いたか。どのグローバルIPを使っている者が、どのメールアドレス宛にメールを送ったかが全てログファイルに残されてますので、証拠メールのメールヘッダーと、送信元メールサーバのログファイル。そして受信メールサーバのログファイルを照らし合わせてそれらがぴたりと合ったら、相当高い信憑性がある筈です。ライブドアの堀江元社長が逮捕され家宅捜査を受けた時には、東京地検がライブドアのメールサーバを証拠品として押収しましたが、やはりメールを事件の証拠として使うにはメールサーバのログファイルが欠かせないからでしょう。結局永田寿康元民主党議員は、メールが偽物であったことを認め議員辞職しました。そして、昨年春には離婚をし、11月に手首を切って自殺未遂事件を起こしましたが、今年に入って1月3日に高層マンションからの飛び降り自殺をしてしまいました。若い有能な人が、実にもったいない話です。国会で問題のメールを追及する前に、私に相談してくれていたら、直ぐに信憑性のないことをお教えできたのに…。

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