YouTube 全画面表示(フルスクリーンモード)

曇り  我が家には今、まともに使えるパソコンが3つあります。デスクトップの Windows XP が2個と、ノートの Vista が1個です。このうちノートパソコンだけが、YouTube の動画を全画面表示にすると、途中で画面が真っ暗になってしまいます。音は出たり止まったり。ここ半年ほどこんな状態で、ビデオカードのドライバーを入れなおしたり色々しましたが改善されませんでした。

■ 解決方法その1 ハードウェアアクセラレーションを無効にする
 以前 Windows Media Player でトラブルがあった時、その設定を変えることで解決したのを思い出し、YouTube の動画上で右クリックし、設定をクリック。出てきました ハードウェアアクセラレーションを有効化 のところに入っているチェック外し閉じるをクリック。ものは試しでやってみたのですが、当たっていたようです。以後全く問題なく全画面表示できるようになりました。

 この件に関しては、Adobe の Flash Player 9 Update 3のFLVPlaybackコンポーネントの使用 のページに書いてありました。『FLVPlayback.fullScreenTakeOverプロパティがtrueに設定されている場合、Flash Playerは、ソフトウェアを使用してビデオファイルを拡大するのではなく、ハードウェアアクセラレーションを使用してビデオファイルを拡大します。』とのことです。これは最近の Flash Player に取り入れられた仕組みで、デフォルトで true(有効)になっていますから、それをサポートしていないパソコンでは、全画面表示ができなくなってしまうのですね。Flash Player をアップデートしたとたんに全画面表示できなくなったという人は、多分これが原因だと思います。

※ 2008.8.3 追記:
■ 解決方法その2 エアロを無効にする(Vista の場合)
 Vista で YouTube の全画面表示(フルスクリーンモード)ができないケースは、エアロと大きく関係していることも分かりました。Vista 高速化を色々試していたのですが、一番効果を感じられたのがエアロの無効化でした。タスクの切り替え時に一々立体表示する必要もないですし、フォルダの枠が半透明になっていなくてもなんら問題ないので、デスクトップで右クリックして出て来たメニューから 個人設定 をクリック。個人設定の ウィンドウの色とデザイン をクリック。詳細な色のオプションを設定するにはクラシックスタイルの[デザイン]プロパティを開きます をクリック。表示された デザインの設定 で、Windows Vista ベーシック をクリックして OK しますとエアロが無効になります。(詳しくは、左図をクリックしてください)それとともに YouTube の全画面表示 も、ハードウェアアクセラレーションの無効化をしなくても良いようになります。

※ この記事は、自分がずいぶん長い間解決できずにいた件で、未だ悩んでいる方がいるのではということで書きました。案の定昨日から何人もの方が検索して来訪されています。よろしかったらぜひコメントをよろしくお願いいたします。