はだしのゲン

晴れ  それにしてもよく晴れますね。(^^;) きょうは手の空いた時に、パソコンテレビGyaOで『はだしのゲン』を観ていました。このアニメ(漫画)については説明する必要もないくらい有名なものですが、一応説明しますと広島の原爆被害にあった中岡元くんとその家族、仲間たちの辛い中でも力いっぱい生き抜く生活を描いたものです。その中で、作者の中沢啓治氏自身の見た原爆の様子が生々しく描写されていて、原爆が投下されるとどのような状態になるのかがとても良く分かります。むか〜し、わたしが埼玉県川口市の親戚の玩具屋さんに勤めていた頃、アルバイトの女の子が玩具屋さんに来る前に本屋さんでアルバイトをしていて、本が安く買えると聞き、『はだしのゲン』の漫画本を全巻(10巻)買って来てもらった記憶もあります。アニメは1時間半ほどのもので、その続編『はだしのゲン2』も観ることができます。
 2の中で、ゲン少年がお母さんを背負って歩くシーンがありますが、原爆症の進んだ母親は体重が異様に軽くなっていたと描かれていました。そのことに妙に納得しました。わたしも昨年89才の母を八王子の小宮公園に連れて行った時、母がトイレに行きたいというので、駐車場からトイレまでおんぶして行ったことがあったのですが、年を取って痩せて小さくなった母と言っても40kg近くもあり、ものすごく重かった記憶があるからです。今なら、差し詰め車や車椅子に乗せてということになるのでしょうが、被爆当時の広島ではそのどちらもなかったから、おんぶしてあげるよりなかったのでしょうね。パソコンの前で、涙をボロボロ流しながら観ました。お時間のある方は、ぜひご覧ください。パソコンテレビGyaOは、名前、メールアドレスなどいくつかの項目を書き込んでユーザー登録しますと観ることができます。