おば〜ちゃんが消えた?

市の施設で毎週水曜日に行っているパソコン入門教室を終え、家で昼食を食べて一休みしていた。キッチンにもノートパソコンがあるので見ていると、おば〜ちゃん(わたしの89歳になる母親)が起きてきて覗いた。トイレに入るところまでは見ていたんだけれど、暫くしても出たような気配がない。ベッドを見てもいない。あれっ?と思って玄関に行くと、鍵が開いていておば〜ちゃんの靴がなくなっている。家の周りを歩く程度の散歩にはよく出るので、散歩かなとも思ったけれど、杖が置いてあるので杖を持って外に出てみた。

あれ〜、どこを見ても見当たらない。こりゃ大変と、自転車に乗っておば〜ちゃんが行きそうなところを探し回った。でも見当たらない…。そうこうしているうちに、家に戻ろうとしたら、遠くの我が家の前で一台の軽自動車が止まり、中から男の人に支えられたおば〜ちゃんが出て来た。慌てて近くまで行くと、その男の人は裏の通りの方で、甲州街道を渡ってうろうろしていたおば〜ちゃんを見つけて保護してくださったとのこと。事情を聞いてお礼をいっている間も、おば〜ちゃんは玄関に鍵がかかっていて入れないと怒っている。(^^;)

きょうのおば〜ちゃは少し変だった。突然怒り出したり、夜はいつまでも玄関の前に座り、履いていたサンダルを手に持って遠くから来る車に投げつけるんだと言ってきかない。「早く来ないか、こんちくしょう。」と車に向かって言っていた。

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